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GenshinData-1/Readable/JP/Book440_JP.txt
2022-09-26 01:33:17 -03:00

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Plaintext

エテイへ
私も君も囚われる苦しみを深く味わっている。
王の中の王の規則は、必ずや訪れる日没のように避けられない。
それでも、私は君を自由にすると誓いたい。
自由とは、よそから得ることのできない朝露であり、
川であり、秘められしオアシスであり、すべての知恵の根源である。
もしいつか、勝利の霊が勝ち続けられなくなり、
彼の剣が驕りに蝕まれ、王冠が地に捨てられた時。
その時は、すべての枷が断ち切られ、
すべての花園から歌声が聞こえてくるだろう。
朝露は月の明かりと共に音もなく訪れる。
私たちを黄砂の果てへ、
空よりも遠い場所へと導いてくれるだろう。