mirror of
https://github.com/theBowja/GenshinData-1.git
synced 2025-08-04 15:36:31 +09:00
20 lines
884 B
Plaintext
20 lines
884 B
Plaintext
|
|
雷の魔鳥が落とした羽根、紫色の艶を放っている。
|
|
滅ぼされた部族が存在した最後の証かもしれない。
|
|
|
|
古い部族は雷鳥を守護神としたが、雷鳥は古い部族を滅ぼした。
|
|
ある愁いの夜、雷鳥は少年と無垢な友情を築いた。
|
|
魔鳥が帰った後、偶然落とした羽根を少年が拾った。
|
|
|
|
「また雷雨と一緒に来た時」
|
|
「他の歌を歌ってあげる」
|
|
|
|
果たされなかった約束に、魔鳥は悔恨し発狂した。
|
|
そのまま灰燼となった山から遠く離れる。
|
|
そして数年後、魔鳥は世を乱す妖怪として討伐された。
|
|
|
|
時を経て、焦土だったこの場所に、再び青々とした木々が芽吹いた。
|
|
雷の羽根が草木の間に埋まっていた。
|
|
雷鳥と少年の物語は部族と共に無に帰した。
|
|
|